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ぜんまいを白い背広で摘みに行く
紙爆弾なんぜんまいも配りをり
春の陽に発情したり猫と君
春の夢ビルの谷間によがり声
洲外が儚い恋を詠む春やまあ、いんでないかい。
誰ぞ知る薇の花汝が心
ぜんまいを煮浸してゆく恋は捨て
泣くなよとぜんまいが言ふ筈もなし
湯が熱い慌てふためく浅蜊かな 洲外
締切がまた過ぎてゆき桜散る
結ばれぬ恋であるゆゑ桜かも
春の夢ビルの谷間によがり声
石鹸玉木の間を過ぐるうすうすと 水原秋桜子
まぐはひの神にぜんまい伸び上がる 伊藤通明
・ううむ、なかなか。
ぜんまいを煮しめて君の帰り待つ 洲外
ぜんまいを食べなくなつて新世紀
薇の灰汁抜くやうに恋をする
春草の匂ひに君が欲しくなり 洲外
春の草君に戦は似合はない
「ぜんまい(薇)」
「春の草・春草(しゅんさう)」
当季雑詠
難しいな。