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ほろ酔ひで君の肩抱く船遊び
喜雨なれど都会の逢瀬の邪魔をする
氷菓子おとな買ひする二十余個
籠一杯おとな買ひする氷菓子
ふるさとの祭も廃れ老の家
夏祭りめでたきものは何もなし
あぢさゐや雨の鎌倉プロポーズ
見てたのはあぢさゐなりきそつと口吻
紫陽花の色も悲しき隠れ里
小糠雨紫陽花寺に恋も咲く
かくまでも悲しき青か紫陽花は
ゆどちやんがかくまでもといふ紫陽花さ
あぢさゐの蒼さ悲しきタイガーマスク
見てたのはあぢさゐなりき秘めた口吻
紫陽花や雨の鎌倉プロポーズ
あぢさゐやしつぽり濡れる傘もなし
連休も終はりが近しこどもの日
親爺等が酒盛りをするこどもの日
不可思議な旅をしたるは紫陽花忌
とらにやんと旅に出たり紫陽花忌
ほろ酔ひで君の肩抱く船遊び
具の蕗で味噌汁を吸い叱られる
肴には悲しいまでに蕗の味
日本に生まれてつらき蕗の味
伽羅蕗の辛さが酒に溶け込みぬ
蕗煮るに落とし蓋する母の真似
煮含めた蕗噛み締めて母想ふ
ちうちうと味噌汁を吸ふ実の蕗で