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白百合
白百合や啄木の恋僕の恋
夏の朝
夏の朝原稿一つ仕上げたり
自由詠
用水路白鷺一羽魚を追ひ
わさび
手作りのわさび漬け届く友の情
葉わさびを醤油に漬けて明日の朝
裸
たはむれに裸のままで酌み交はす
季節感無き季節なり放生会
還暦や敬老の日に向き合ひぬ
アカシアの花に故郷の人思ふ
台風一過尖閣諸島に漁船の群れ
旅の果て椎名林檎に癒やされる
青林檎君を見た日の酸い思ひ
青林檎少年の日の酸い記憶
オネスティサチコが一人林檎かな
友情は宅配便の柳葉魚なり
いただいた柳葉魚の箱に手を合はす
石炭を見たことのない産炭地
湯豆腐の旨くなる頃電磁鍋
電磁鍋豆腐の揺れる勘所
暖冬に馴れきつた頃雪が降る